アイルランドは小さな国であることから、アイルランドの学生は大学では学ぶことのできない様々な体験をするために、在学中から世界中へと飛び出していくのだそうです。 このたび、経済学専攻、商業専攻、マネジメントサイエンス専攻の3名のアイルランドの学生が、日本における特許事務所での仕事等々を学ぶ目的で弊所に来所しました。
まず、日本の知的財産の最新事情を説明した後、ノーベル賞を受賞した中村修二博士、田中耕一氏(島津製作所シニアフェロー、東北大学名誉博士)の業績と知的財産にまつわるトピックスを紹介し、日本特有のビジネスと知的財産権の戦略的な活用についてディスカッションを行いました。
その後、株式会社ニコン本社内に100周年記念事業として設置された「ニコンミュージアム」へと移動し、光学に精通した弊所所員から株式会社ニコンの歴史、製品、最新技術などを説明しながらニコンミュージアムを案内しました。
3名の学生は知的財産権に関する授業を受けたことはあるものの、知的財産権を専門に学ぶ学生ではありませんでした。そのような中、彼らが今回、弊所に来所し、日本の知的財産権に触れたことが彼らの将来に対して何らかの良い影響を与えることができたのであれば幸いです。今回の来所が彼らの素晴らしい未来への一助となることを祈念いたします。