特許、実用新案、商標、意匠から訴訟、調査、コンサルテーションまで

トピックス

アーカイブ | RSS |
海外特許情報 : 英国のEU離脱(Brexit)移行終了後の商標意匠への影響
投稿者 : admin 投稿日時: 2021-02-09 03:32:14 (56 ヒット)

英国のEU離脱(Brexit)移行終了後の商標、意匠への影響について

(1)代理人について
 Brexitの移行期間終了後の2021年1月1日以降、英国の代理人は、欧州連合知的財産庁(EUIPO)での新しい出願又は新しい手続について依頼人を代理することができなくなりました。英国国内のみだけでなくEU加盟国内にオフィスを有するイギリスの特許事務所の場合は、EUIPOに対して代理人となることができますが、そうでない場合は、改めて代理人を選任する必要がありますのでご注意ください。
 ただし、移行期間の終了時に係属している手続については、英国の代理人が引き続きEUIPOに対して依頼人を代理することができます。

(2)欧州商標権・意匠権
 Brexitの移行期間終了後の2021年1月1日に、英国知的財産庁(UKIPO)は、全ての登録済みのEU商標(EUTM)及び登録共同体意匠(RCD)について、同等の英国商標、再登録意匠を付与しました。
 これにより、既存の欧州商標権・意匠権については英国において継続して権利が保護されます。
 ただし、移行期間の終了時において出願・審査中の欧州商標出願・意匠出願は、移行期間経過後9ヵ月以内に英国に再出願が必要です。9ヵ月以内に英国に再出願することにより、欧州出願時点からの権利が確保されます。

(3)国際商標及び意匠について
 EUを指定する国際商標及び意匠は、離脱協定の条項に基づいて引き続き英国において保護されます。Brexitの移行期間終了後の2021年1月1日に、UKIPOは、移行期間の終了時に保護されている全ての国際商標(EU指定)及び国際意匠(EU指定)について同等の英国商標、再登録英国意匠を付与しました。
 これにより、既存の国際商標及び意匠についても英国において継続して権利が保護されます。
 ただし、移行期間の終了時において出願・未登録の国際商標・意匠は、移行期間経過後9ヵ月以内に英国に再出願が必要です。9ヵ月以内に英国に再出願することにより、英国の商標又は意匠としての権利を求めることができます。

(4)年金・更新料について
 英国での権利については、欧州商標権・意匠権とは別に、UKIPOに対して年金・更新料を納付する必要があります。


印刷用ページ このニュースを友達に送る

このページのトップへ